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2人でひとつ。最高のフレンチを目指して。
ネイル・オリン・ピックが今週の18日に京都で行われることは前回もお知らせしたばかり。数あるコンペ種目の中でも『ペアフレンチスカルプチュア』がオリンピックの注目競技だということも書きましたよね!そのペアフレンチで昨年優勝を収めたのが長谷真弓先生西沢希充子先生というお2人。今年のオリンピックも2連覇を目指して出場すると聞きつけたので、コンペ直前の貴重な練習時間中のお2人を突撃取材してきました!
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まずはお2人のご紹介から。長谷真弓先生は、NAILEXPOで開催される“世界ネイリスト選手権”で2年連続グランプリを獲得した【世界一】のネイリスト。千葉氏中央区のネイルサロンマニッシュにも在籍されていて、サロンワーク・セミナー講師等で活躍されています。
西沢希充子先生は、ネイルスクールtricia(トリシア)の校長として未来のネイリストの指導にあたりつつ、国内の全てと言っていいほどの数のコンペに出場を続けています。先日のアジアネイルフェスティバルではなんと総合2位!そして昨年のネイルオリンピックではグランドチャンピオン(総合1位)も獲得!!

そんな実力十分のトップネイリスト2人がタッグを組んで挑んだ前回のネイルオリンピック、ペアフレンチでは堂々の優勝。個人でグラチャンを獲ったときよりも、ペアの表彰の時の方が嬉しそうだった西沢先生がとても印象的で、私はよく記憶しています。
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2人の共通点は。。。『ネイルと年齢』だけ!性格も、生きてきた環境も、教わったネイルのスタイルも、何もかもが違うと口をそろえる2人(笑)。
「全然違う人間・人種」「生きてきた過程が全く違います。長谷先生は私と同い年なのに“私の人生の3倍分”は生きてるんじゃないかと思う(笑)」とのこと。全てが違うから合うんだと思います。」とうなずく2人。「会えばなんでも語り合い、食事にもしょっちゅう行くし。会わない日が1週間続くことはないです。」と、とにかくラブラブ。2人の馴れ初めは?「私が声かけました。イイ女だから喋ってみたくって(笑)」と長谷先生が言うと、「声をかけたのは長谷先生でしたけど、両想いでしたから♪」と応える西沢先生。というわけで、意気投合の相思相愛。熱くネイルを愛する二人が、一緒に過ごすうちに、ペアフレンチという競技に出ることになったのは自然の流れだったのでしょうね。
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ペアフレンチは、1人のモデルに片方ずつフレンチスカルプチュアを付ける競技。トップ中のトップネイリストである2人だから、それぞれが最高のものを作ればいいのでは?と思うけれど、それではダメなんです。2人の作った作品がまるで1人で作ったかのような統一性をもつことが要求されるのがこの競技の難しさ。作る人それぞれの個性が強くでてしまうフレンチスカルプチュアですから、【まるで違う2人】が同じものを作るなんて至難の業でなくてなんでしょうか。もちろん競技中に2人の作品を合わせて見比べるのは違反行為。ではどうやって2人のが同じものを作れるようになるのか、聞くしかないでししょう。
「私は、長谷真弓の作るフレスカを作れる人になりたいんです。彼女のコピーになりたい。彼女が何を考えて作って作っているかを読むんです。この爪にはこう付けてるだろうな~って考えながらつくってます。フレンチスカルプチュアって“ギリギリ”の美。。ギリギリの薄さ、ギリギリのカタチ・・・。コンペのときは、自分の作れる最高のフレンチのその上を作らなくちゃいけないですから、自分のギリギリと、長谷先生の作ってくるフレンチを、ピンポイントで合わせることが必要なんです。それが難しいですね。」
「私はね、西沢先生のことだけ考えてる(笑)。ほんとに。きっと、こうやってるんじゃないかなーって、考えてるんです。それ以外のことは空っぽ。お互いが作る爪を理解していないとね。あとは、きっと相性もあるんだと思いますよ。どちらかが作る爪に合わせようとするときっとうまくいかないんだと思います。この手(モデルの手)に一番キレイなフレンチを付けるならどうすればいいのだろうかと考えたときに見えるお互いのイメージが合うことが大切なんだと思ってます。」
これを聞いて、私は本当にビックリしました。2人が同じフレンチを作るのためには当然“爪・フレンチ”のことを考えているのかと思っていたのですが、お互いのことを考えているというのを聞いて本当に驚きました。相手と同じ爪を作るには、相手の気持ちを深く理解することが大切とは。ますます、ペアフレンチの奥深さを知りました。
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遠征先でもいつも同部屋。 「新幹線のチケット取ってくれるし、朝起こしてくれるし、お風呂に入りなさいとか言ってくれるんですよー。わざとだだこねたりして甘えたりしてます(笑)。」「そういうことは私が担当してますけど(笑)、長谷先生からはいろんなことを教わってます。私は24時間いつでもフレンチのことを考えちゃうし考えていたいと思っちゃうんですが、最近コンペ前の上手な気の抜き方とか覚えてきたかも。彼女からいい影響を受けて、ネイルに対する気持ちの持って行き方とか変わった気がしますね。」

当然2連覇を狙ってますよね!?と意地悪な質問をしてみましたが、「そりゃぁね~」とニコッとお互い微笑み合う長谷&西沢コンビ。「去年のオリンピックの前はとにかくすーっごく練習しましたよ。週に3回は、お互いの練習場所(千葉←→表参道)を行き来してたかも。もちろん今年も頑張ってますよ。」プレッシャーを感じているというよりは、2人で並んでコンペに出られるのが楽しみでしょうがないといった感じ。練習中も終始キャピキャピと楽しげで、お喋りが止まらない!
ノリと勢い、さらに自信。無敵のペア、ここにあり。

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トップネイリスト同士、同い年の女の子同士。同じ目標を持って切磋琢磨し、尊敬し合う。素敵な友情を育むお2人が最高の作品を本番で作ってくれるといいなぁと願ってやみません。
出場する全てのペアに、お互いを思う様々な気持ちがきっとあるのでしょうね。長谷先生、西沢先生、出場する全ての皆さん、頑張ってください!!!私はこの記事を読んで下さった方がペアフレンチという競技に興味を持ってくれたらすごく嬉しいです。

ネイル・オリン・ピックin京都は9月18日(木)!
ペアフレンチを含めた、イベントレポートもお楽しみに★

by nailexpo2008 | 2008-09-16 21:47 | ネイルびと